2018年8月26日日曜日

親の意見と茄子(なすび)の花にないものは? /『ISO通信』 2018年8月号 vol.26


夏休みに帰省すると、実家の両親に疲れている様子がありました。
80歳近くなる父は、亡くなった兄(私の伯父)の遺産を整理する立場になっていて、珍しく弱音を吐いていました。
父を手伝うため、法務局に行って不動産の登記簿を確認しました。登記簿だけでは相続する権利のある人を完全に特定することはできず、遺産分割に関する合意を形成することはかなり困難です。不動産の処理だけでなく、他にもやるべきことが山のようにあり、疲れとストレスで父が参ってしまわないかと心配になりました。

兄弟姉妹の関係が平穏であるのは、整理した遺産をすべて均等に分配する方針を父が示しているからです。息子ながら「エライ!」と褒めてあげたいところですが、父親に「エライ!」と声をかけるほど偉くないので、心の中に留めておきました。

法務局や銀行を回って実家に戻ると、父親は
「均等に分配する方針は変えないけど、それを考えれば考えるほど、疲れるな」
と言いました。
「そりゃあ、そうだよ。労力の分を評価してもらってもいいんじゃないの」
と私が言うと、父は
「それは、もめる元になるからやらない」
と断言しました。

しかし、時間が経ってまた別の問題で頭を悩ませていると愚痴めいた言葉も出てしまいます。そこで
「親の背中を見て子供が育つと思えば、少しはやる気が出るんじゃないの」
と言ってみました。すると父は表情をパッと明るくして「そうだな」と言いました。
私の一言で父が報われたとは思いませんが、取り組む気持ちに変化はあったかもしれません。

新人や20代の頃に「なんでこの仕事を私がやらなければならないのだろう」と思った経験はだれにでもあると思います。

他の人でも出来る仕事
やっても評価につながらないように思える仕事
誰かがやらなければいけない事は分かるけど、出来れば自分に回ってきて欲しくない仕事

よく見ていると、そういう仕事をさりげなく引き受けている人がいることが分かります。一方で、職務命令だからと仕方なしにやっている人もいます。経営者や管理者の視点では、どちらの人にも声をかけ「報われている」「見てもらっている」という気持ちになってもらうことが大切です。

雑事をさりげなく引き受けている人が必ず出世するわけではなく、それらの雑事を巧妙に避けながら出世の階段を上る人もいます。しかし、雑事を人に押し付けるようにして出世した人が役職を離れると、周りから人がいなくなる傾向があるようです。

久しぶりに親から教えを受けたので、実践面でも忘れないようにしようと思います。

追伸
ことわざ:親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない
「仇(あだ)」は「徒」であり、なすには実を結ばない「徒花」はない、ことから来たそうです。
(今日まで、「仇はない」でなはなく「無駄はない」だと思っていたことを白状します…。) 

2018年7月29日日曜日

都市対抗野球といえば大企業。大企業といえば… (2018年7月号 vol.25)

クールビズ、すっかり定着しました。

昔、総理大臣の大平さんが、半袖のスーツを着ているのを見たとき、
「こんなの着るくらいなら、上着なしにすればいいのに」
と子供心に思ったものですが、あの頃から比べると、おじさんたちの頭もだいぶ柔らかくなったということでしょう。

と書きながら、あの頃子供だった私が、今やおじさんを代表する世代になっていることに気づきました。
「ぼくらの感覚は、クールビズを定着させるくらいに若いままなんです」
と言いたいところですが、我々の世代は「バブルおじさん」と呼ばれることもあるそうで、どうも旗色が悪いようです。

少し前の日経新聞に「さよなら、おっさん」と大きな文字で書いてありました。

ニューズピックス社が出した全面広告ですが、その下に書いてある小さな文字を読まずにカチンときたおじさんたちも多かったようです。
凝り固まった価値観から離れることが出来ず、新しいことに挑戦できないマインドを、ニューズピックス社は「おっさん病」と定義しています。「さよなら、おっさん」は、おじさんたちを社会から排除したいわけではなく、ニューズピックス社が提供する情報に接すれば「おっさん病」にかかる心配はないですよ、という宣伝です。

先日、都市対抗野球の応援に駆り出された友人が
「お偉いさんにビール注がされる女の子もかわいそうだよ。あれじゃあ、会社辞めてベンチャー企業に行きたくもなるわ」
と言っていました。ビールを注がれているエライ人が「女子社員がビールを注ぐのは当たり前」と思っているなら、「おっさん病」の罹患者だと言えるでしょう。
「ビールを注ぐことも『おじさん操縦法』の一つ」と考える人もいれば「こんなことやってるくらいなら、外資かベンチャーでバリバリ仕事したい」と思う人もいます。外に出ることを決めてサクッと転職する人もいれば、大企業に残るべきか転職すべきかを悩みつつ相談に来る人もいます。

悩みを抱えている人のほとんどは、大企業を辞めても大丈夫なのだろうか?という漠然とした不安を持っています。そんなときは「大丈夫」の中身が何かを確認すると、すっきりしてもらえます。
・転職先で自分は活躍できるだろうか。
・転職先の人間関係で失敗したらどうしよう。
・大企業に残った場合と転職した場合では、どちらが生涯年収は高くなるだろう。
・大企業と転職後では、どちらがかっこよく見えるだろう。(世間体はどうだろう。)
・転職先が倒産したらどうしよう。

何を心配しているのかが分かると、残るべきか転職すべきかの判断基準も明確になります。

都市対抗野球の応援でも社員旅行でも、会社のイベントを楽しめているうちは転職を考える必要はないと思います。
経営サイドの視点からみれば、イベントに参加している社員に「駆り出され感」があるようなら、社員の流出を心配する必要があります。

雇用の流動化は「おっさん病」対策の一つであり、転職者がいないと私の仕事は無くなってしまうのですが、一つの会社で勤め上げる人のマインドも個人的には好きです。

生え抜き社員と転職して来る人が刺激し合って、「おっさん病」のない会社が増えて欲しいと願っています。

2018年6月24日日曜日

「人手不足のため閉店します」を回避するには(2018年6月号 vol.24)


4月のことですが、会社の隣にあるラーメン屋が閉店しました。毎日、行列のできる人気店でしたが「人員不足のため閉店します」と張り紙があり、驚きました。
「ラーメン次郎 新橋店」の閉店のニュースはネット上でも話題になったようです。

労働統計の資料から総人口と生産年齢人口(15歳~64歳)を抜き出してみると下のようになります。
(中段が総人口で、下段が生産年齢人口。単位:百万人)
1955  1975  1995  2015  2035  2055
89          112        126        127        115        97
55          76          83          76          65          50
*細かな数字は下記の厚生労働省・労働統計要覧でご確認下さい。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/indexyr_b.html

1995年から2015年を見ると総人口は増えていますが、生産年齢人口は700万人も減っています。1970年頃までの「高度経済成長」、1990年頃までの「バブル景気」、その後の「失われた20年」という言葉は、生産年齢人口の増減で説明できてしまいそうです。そしてこれからは、総人口も生産年齢人口も減っていくので、「失われた20年」が40年、60年と続くかもしれません。



かつての「男社会」に女性や外国人や高齢者を迎えることで労働力の減少を緩和させようとするので、ダイバーシティの推進が重要になっています。が、頭だけでなくハートで理解するのは大変です。
以前、私の職場にはパキスタンの人(Nさん)が勤務していました。イスラム教徒の彼とランチに行ったとき
「この店では豚肉は出ないので、なんでも安心して注文して下さい」
と言われました。ランチに誘ったのは私でしたが、店を選んだのはNさんです。イスラム教徒にとって日本の一般的なレストランは安心できない場所なのだと、初めて知りました。

「日本は遅刻にうるさいから、もう少し早めに来た方がいいよ」と彼に助言しました。親切心から言ったつもりですが「日本は時間に厳しいですよね」と流されてしまいました。
Nさんの遅刻の頻度はその後も変わらず、私は“助言を聞いてもらえなかった”と感じました。
私は規律を重視する職場にいた期間が長かったため、「遅刻厳禁」が当たり前だと思っていました。しかし、今の会社に移り、出張して海外の同僚と会議をしたりすると、集合時間の前にきっちり席についている国の人の方が少数派でした。「時間管理よりも成果主義」のカルチャーだと5分や10分の遅れは遅刻ではないようです。

少し前に会った大手電機メーカーの社員から「うちの部署は完全な裁量労働制なので、遅刻の概念がありません。遅刻どころか、会社に来ない日があっても誰にも気にしません」と聞きました。システム系の事業部に所属している中堅社員で上司や部下との連絡もメールやチャットアプリが基本になっているそうです。
「社内には遅刻にうるさい部署もありますが、私のところは同僚と同じ空間にいる必然性がありません。成果主義が徹底され、部門の業績も好調です」
とも言っていました。

ベルトコンベヤの前で行う作業のように、遅刻しなければその分だけ生産量が上がるタイプの職場では時間の管理が重要になります。ひょっとすると、遅刻にうるさい文化は「工場のみんなは時間通りに頑張っているのに、本社の人間が遅刻していたんじゃ示しがつかない!」という雰囲気が生んだのかもしれません。

「時間や行動を管理されないと規律が乱れてしまう集団」と「成果を求めるマインドにより自然と秩序が整っていく集団」
どちらででも自由に選べます、と言われたら多くの人が後者を求めるはずです。
労働力不足の時代に優秀な「人財」を確保したいなら、職場のカルチャーや組織の意識改革が重要になりそうです。

【以下は宣伝!】
採用だけでなく、組織の改革に課題を感じている方も当社にご連絡下さい。提携している組織人事系のコンサルファームと一緒に課題を解決します。改革の過程で必要な「人財」は当社から紹介いたします。

連絡先:k.iso.transearch@gmail.com 

2018年5月27日日曜日

「会社」よりも「部活」の方が辞めるのは大変?(2018年5月号 vol.23)

「そんな会社、辞めちゃえばいいじゃん」
「辞めて行くとこあるなら、とっくに辞めてるよ」
居酒屋などでそんな会話を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。

大学の体育会や高校の運動部に所属している人に対して
「そんな部活、辞めちゃえばいいじゃん」
とは簡単に言えないような気がして、会社よりもむしろ部活の方が辞めにくいのではないかと思いました。

理不尽な指導者に我慢ができない場合、プロや社会人の選手なら他のチームに移る選択肢もあります。しかし、大学生や高校生が部活のために転校したら、学業ではなく部活が本業ということになってしまいます。本音では部活が本業の人もいると思いますが、部活のために学校を変えるのは困難であり、指導者に恵まれない学生の悩みは深刻です。

仕事上、会社のコンプライアンス違反に悩んでいる人の相談を受けることもありますが、話を聞いていると「確かにその会社は辞めた方がいいですね」と言わざるを得ないケースがたまにあります。
「品質に関するデータを書き換えることが日常的になっていて『どうしても納得いかない』と言い続けたら会社にいづらくなってきました」
これは7~8年前に聞いた話です。そのときは、あの有名な会社がそんなことをしているのかと驚きましたが、最近はデータ改ざん事件のニュースも増えているので、同じような話を聞いても驚かなくなってしまいました。

品質保証のデータを改ざんしたり、経理の記録を不正に操作したり、食品の産地を偽装したりと、不祥事が次から次に出てきます。しかしこれは社会が正しい方へ向かっている過程での出来事なのかもしれません。データの改ざんを「どうしても納得いかない」と考えても、その会社で定年まで働くしかないのなら「黙っている方が得」と考えても不思議ではありません。しかし、転職が当たり前の時代になると、社内の「闇のオキテ」が外部に漏れてしまうリスクがあるので、闇の部分を幹部が黙認することができなくなってきます。また、転職する覚悟で内部告発をする人もいるので不祥事が表に出るケースも増えてきました。

“絶対にバレないのなら、ズルして得をしてもいい”
“清く正しく、すがすがしい気持ちで生きたい”
人間の心には、両方の気持ちが潜んでいるのではないでしょうか。ちなみに私は「絶対にバレないだろうけど、閻魔さまが見てるかもしれないから、ズルしないようにしよう」と思って行動することがあります。そう思って行動しているうちに、ズルしない方が長期的には得をすることに気づきました。
得をするからズルをしない、というのは極めて打算的で偽善的ですが、正しいと思う方を選んで行動していると、すがすがしい気持ちで生活できます。

部活に話を戻すと、理不尽な指導者がいるときの対処法を学ぶことも課外学習の一つと思えば、少しは悩みが減るかもしれません。
社会人になって、
「(証拠を残さないために)命令はしないけど、ちゃんと忖度して行動しろ!」という人が上司になってしまった場合は、異動願いを出すか、転職することをお勧めします。
スポーツにおいて他のチームでも活躍できる実力が大切なように、他社でも必要とされるスキルを身につけましょう。
(あ、メルマガにもブログにも学生さんの読者はいなかったかな???)

2018年4月22日日曜日

「ソラーメ、カザカミ」って何??? (2018年4月号 vol.22)

電車の中で本を読んでいると、目の前に著者の先生が座っていました。
本のタイトルは『戦略思考コンプリートブック』で、著者は河瀬誠さん。
河瀬さんの講演を何度か聞いたことがあり、facebookでは、いつも最先端の情報や有意義な見解を教えてもらっています。

上司に薦められて『戦略思考コンプリートブック』を読んだのは5~6年前のことです。今回再読して新鮮に読めてしまう部分(忘れてしまった部分)もたくさんありましたが、身についていたこともありました。

その一つが「空、雨、傘、紙」です。
一般的には「空、雨、傘」のフレームワークと呼ばれているようですが、河瀬流では「紙」が大切ということになります。
「空、雨、傘、紙」の四つを「ソラーメ、カザカミ」と唱えて覚えました。

今回、河瀬さんの許可をもらいましたので、今月号では「空、雨、傘、紙」について、
私なりの解釈を交えてお伝えしたいと思います。

「空を見て明日は雨が降るかもしれない、と思ったら傘を用意しよう。
傘を忘れないように、玄関に『傘』と書いた紙を貼っておこう。」
雨が降りそうなら、紙に書かなくても傘を忘れることはないかもしれません。
しかし仕事に関しては「紙」に書かなかったので実行が不十分だった、ということはよくあります。

傘はソリューションの一つです。雨に濡れないためのソリューションには
「傘をさす」「カッパを着る」「出かけない」などがあります。
ソリューションとは検証が済んだ仮説のことです。明日の雨対策には
「傘でいいだろう」「カッパがいいはずだ」「出かけない方がいいかもしれない」
というのは仮説です。傘かカッパか、出かけない方がいいのかは検証して決めます。

「出かけない」というソリューションを選択した場合は、アポイントを変更する、
アポの変更によるスケジュール遅延を計画表に反映させるなどのアクションをとる必要があります。「傘を持つ」だけなら紙に書く内容は簡単ですが、「出かけない」ことがソリューションの場合、実行計画を細かく定める必要があります。

「空、雨、傘、紙」を意識していると、雲行きが怪しくなった段階で傘と紙のことを思い出せるようになります。空(雲行き)は事実で、雨は事実から予想される出来事、傘がソリューションで、紙はアクションプランです。

少し前の日経産業新聞の一面に
「ペッパー面接官、怒涛の質問攻め」
と大きな見出しがありました。

その記事を読んだとき、雲行きが怪しくなってきた、と感じました。
面接官役のロボット(ペッパー)が学生と会話し、学生の言葉や表情をAIで分析して点数をつけるそうで、読んだときにドキリとしました。
人材紹介の仕事では、求人企業から「誰が活躍しそうですか」と聞かれることもあるわけですが、ロボットによる評価の方が信頼性が高いという時代がくるかもしれません。

ロボットが学生を面接した事実(空)があり、AIが人材紹介業の一部を代替する可能性(雨)があります。さて、傘を持つべきか、カッパを用意すべきか。
そして、いつまでにアクションプランを立てなければならないのか。

差し迫った危機ではないので、もう少し事実を集めてしっかり分析しよう、
と思ってしまいがちですが、分析や仮説の検証をしているうちに手遅れになっては意味がありません。

うーん、と唸っていくら考えてもソリューションが見つからないときは、河瀬先生に
聞いてみようと思います。

↓ 日本実業出版社『戦略思考コンプリートブック』のご案内


(本の左右にあるクリスタルオブジェは、トランサーチ・ジャパンがグローバル本部から表彰されたときの記念品で、本文とは無関係です。)

2018年3月25日日曜日

セクハラ、パワハラ、親ハラ??? (2018年3月号 vol.21)

「お父さんの電気屋さんを手伝うから進学しなくていいよ。うち、家計が大変じゃん」
と息子が言うと「なまいき言うな!」と父親は怒り、最後に

「学んだことは誰にも奪われないから」

と諭して進学を勧めます。
au三太郎シリーズのテレビCMで「鬼ちゃん」が息子の「赤鬼くん」に言った言葉を聞いたとき
「そうなんだよ。学んだことは確実に自分のものになるんだぞ」
と二人の息子に言うと、シラーっとした空気がリビングに広がりました。まあ、想定内です。

CMの続編では、赤鬼くんに反抗期が来ていました。鬼ちゃんが「うちの息子にも反抗期がきました!成長の証です。」と喜んでいると、赤鬼くんは「やめて」と言って怒ります。
中学二年の我が家の長男も反抗期まっさかり。そして兄の影響で小五の次男まで、早々に反抗期に入ってしまいました。むしろ長男よりも父親を毛嫌いする気持ちが強いような…。しかし、小学生なのでまだ子供っぽいところもあります。先日は、アニメのオープニングの場面に合わせて、歌いながら踊っていました。
そのとき、冗談のつもりで「ビデオに撮っちゃおうかな」と言ってスマホを構えるふりをしました。やりながら“あ~、これ、絶対に嫌がるな”と気づいたのですが、次男は「撮らないで!」と怒り、踊りを止めました。

「冗談だよ。いいじゃないか、昔はたくさん撮ったんだから」
と言ってみましたが、次男の機嫌は直りません。
「うちの息子にも反抗期がきました!」と言って鬼ちゃんの真似をするとさらに怒りそうなので止めておきました。

さて、ここで次男の気持ちになってみると、ビデオに撮ろうとした私の冗談は、親の立場を利用したハラスメント行為だと感じるかもしれません。私自身、中学生の頃は父親にからかわれる事がすごく嫌だったので、次男の気持ちを理解できないこともありません。
たわいない冗談のつもりが相手にとっては本当に不快なハラスメントになってしまう。これってセクハラと同じ構造だと思いました。
悪意のあるセクハラは厳しく断罪されるべきですが、話している途中で“あっ、これって相手は不快に感じるかもしれない”と気づいた場合には、すぐに謝りましょう。

「学んだことは誰にも奪われないから」と繰り返すことも、子供にとってはハラスメントかもしれません。しかし、親としては子供を正しく指導する必要があります。
指導とパワハラの関係について
「パワハラの加害者は自分の行為を『部下を育てるために必要な指導だ』と必ず言い訳します」
と産業医の先生に聞いたことがあります。
「パワハラと指導の境界を明確に線引きすることはできませんが、部下が育っていないのなら、その上司の行為はパワハラに近いのだと私は考えています」
とも先生は言っていました。


部下の育成と子供の教育は同じではありませんが、成長の方向がおかしいと感じたら、自分の教え方にも注意してみようと思います。


2018年2月25日日曜日

出戻りは是か非か? (2018年2月号 vol.20)

早期退職制度を作ると優秀な人から辞めてしまう、という話はよくあります。
それを防止するために、ある会社では人事が認めた人に限って早期退職の優遇を受けることができる制度を作ったそうです。つまり、退職してほしい人には割り増しの退職金を積み、優秀な人が早期退職を申し入れた場合は自己都合退職として扱う、という制度です。

「私は早期退職の適用対象ではありませんでしたが、そのタイミングで辞めました。そのまま会社にいても将来のリスクが高くなるだけだと思いましたので。しかし、あんな制度ってありなのですかね」
ある人からそう聞いたことがあります。

どこの会社でも優秀な人には会社に残ってもらいたいと考えますが、終身雇用の慣行は薄れ、転職経験のない人は少数派になりつつあります(*1)。かつての大企業は巨大なムラ社会だったので、辞めた人は裏切り者、裏切り者とは縁を切る、という風潮がありました。当然、一度辞めた人が戻ってくることは許されません。

しかし最近は出戻りOKの企業が増えてきました。ある外資系コンサルティング会社には出戻り歓迎の対象者を明記したリストがあるそうです。
社員が辞めるときに、出戻り歓迎リストに載せる人とそうでない人を選別し、出戻り歓迎の人には連絡をとります。人事部が退職者を制度的にケアしているわけではなく、退職した人と親しかった社員から連絡してもらい「その気になったら戻っておいでよ」というメッセージを伝えているそうです。
「優秀な人が社外で経験を積むと、うちの会社にいた場合とは別な形で成長しています。外での経験を我が社に持ち込んでくれると社内が活性化するので、優秀者の出戻りは歓迎しています」
とその会社の会長は言っていました。

歴史のある日系の大企業でも出戻りOKの会社は増えていて、人事担当者から
「戻ってきた人はロイヤリティが高くなっている傾向があります。うちの会社しか知らないと隣の芝生が青く見えることもありますが、隣の会社に行ってみたら、うちの方が良かったと感じているのでしょうね。出戻りして以前と同じ成果しか上げられないのでは恥ずかしい気持ちもあって頑張っているのだと思います」
と聞きました。



転職相談に来た人に「出戻りを考えたことはありますか」と質問すると大企業への出戻りに関しては「その気はありません」と答える人が多い傾向にあります。
一方で中小企業への出戻りについては「やりたい仕事をやらせてもらえるなら」とか「ポジション次第ですね」などの答えが返ってきます。中小企業では優秀な人財の獲得がいつも課題になっているので、出戻りの人が部長や役員になることも珍しくありません。

大企業の場合は、出戻りの人を重要な役職で迎えると、社内で頑張っていた既存社員に不満が出るということもあり、部長や役員として戻ったという話はあまり聞きません。しかしパナソニックに専務として迎えられた樋口泰行氏のような事例も出てきました。
女性や外国人の採用によるダイバーシティーの推進だけでなく、カルチャー的な多様性を高めるために出戻り社員を採用するケースは増えていくかもしれません。

あなたの周りに出戻り社員はいますか。

*1総務省統計局の労働力調査(下記のURL)によると全就業者6522万人のうち、「過去1年間に離職を経験し、現在は就業している」と回答した人は311万人で、2013年から2017年までの5年で見ると1495万人になります。当社に登録のある人のデータを調べると、50代で転職したことのない人の割合は30%程度になりますが、転職をまったく考えたことのない人が当社に登録することはないので「50代になると7割の人が転職を経験している」とは言えません。転職したことのない人が少数派なのか多数派なのかを客観的に示すデータを見つけることはできませんでした。

総務省統計局の労働力調査
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/ 

2018年1月20日土曜日

「スマイル」と「いいね」は0円。では「ありがとう」の値段は? (2018年1月号 vol.19)

スマイル、0円。
かつて、マクドナルドのメニューに明記されていました。私がスマイルを注文したことはありませんでしたが、いいキャッチコピーだと思っていました。
(学生時代「あと、スマイルも下さい」と元気よく注文していた友だちがいて、彼の性格を少しうらやましく感じていました。)

いいね、0円。
こちらは飲み会の席で聞いた言葉です。
「いいね、0円」とは、お客さまのコメントに対してガンガン「いいね」を押してもコストはゼロ円、という意味です。営業先で
「いつも『いいね』してくれて、ありがとう」
と言われたらしめたもの、だそうです。

「スマイル、0円」も「いいね、0円」もお客様に対するアピールですが、さわやかさでは「スマイル、0円」の圧勝ですね。

さて「スマイル」と「いいね」の次は「ありがとう」の値段についてです。

私は、仕事の本質は「ありがとう」と「ありがとう」の交換だと思っています。
たとえば、炎天下でのどがカラカラに乾いているとき、みずみずしいトマトをもらったら、だれでも「ありがとう」と言うはずです。

「ありがとう」だけでは申し訳ないので、もし自分がジャガイモを持っていたなら、それを差し出すことでしょう。ジャガイモがなければ、トマトをくれた人の肩でも揉みたくなるかもしれません。

トマトの価値とジャガイモの価値を比較してどちらが得かを考えたり、トマト1個分の肩揉みサービスを何秒にすべきだろうかと考えたりすることも重要ですが、
「ありがとう」と言ってもらえればお金は後からついてくる、
と考える人もいます。



トマトを売ってお金を支払ってもらった場合、一般的には売った人がお客さんに「ありがとう」と言います。トマトを買って、売り主に「ありがとう」という人もいれば、黙って持ち帰る人もいます。
黙って持ち帰る人の理屈としては、儲けさせてやったのだからお礼を言う必要はない、ということかもしれません。
しかし、おいしいトマトを安く買えたと思えば、自然と「ありがとう」と口にするでしょう。

売り手と買い手がお互いに得をしたと思うときに「ありがとう」と「ありがとう」の交換が成立します。そう考えると「ありがとう」は0円ではなく、「ありがとう」の総量が企業活動の付加価値に現れてくるとも言えるのではないでしょうか。

「テーブルの上で握手していても、その下では激しい蹴り合いが続いている。」
ビジネスや外交の世界では、そのように言われることがあります。逆に「テーブルの上でケンカしていても、下ではこっそり握っている」というケースもあるかもしれません。

仕事の世界は綺麗ごとばかりではなく、ライバル企業を戦略的に出し抜く必要もあります。

しかし「ESG(EnvironmentSocialGovernance)投資」や「SDGs(持続可能な開発目標)」などの言葉が広まっていく世の中や、隠ぺいや腐敗体質が露見しやすい社会においては「ありがとう」をたくさん集めた企業が勝ち組企業になるかもしれません。

2017年12月23日土曜日

「人生100年時代」を追いかけよう!(2017年12月号vol.18)

「キャリア60年時代」が近づいてきました。
100歳まで生きることが当たり前の時代が来れば、20代から80歳くらいまでが就労現役世代になるでしょう。

60歳定年が当たり前の頃は、50歳になると逃げ切りを考えるサラリーマンがたくさんいました。
「30年近く働いたのだから、後10年でうちの会社がなくなってしまうことはないだろう」
「後10年くらいは課長でいさせてくれるだろう」
50歳近くなると「逃げ切り派」のサラリーマンはそんな風に考えるようになります。
当然のことながら、チャレンジングな仕事をする気は起きず、ミスせずに怒られないように働けばOKという姿勢になります。そして、過去の経験則を頼りに保守的な選択しかしなくなります。

「過去の経験だけでは生き残れない大変革の時代にいるのです」
と経営者に言われても
「それを乗り越えるのがあなたの仕事でしょ」
と思っているので、行動パターンが大きく変わることはありません。
そして倒産や事業からの撤退によって、自分の仕事がなくなってしまう段階になって初めて慌てることになります。

と、偉そうに書いていますが、あと一年で50歳になる私も「この仕事で逃げ切れるだろうか」と思ってしまうことがあります。
人材紹介のビジネスモデルは、マッチングビジネスです。賃貸マンションを扱う不動産屋さん、結婚相手の紹介、企業売買のM&A仲介など、マッチングビジネスにもいろいろありますが、AIが進化するほど、人間の介在余地が少なくなっていくはずです。



結婚相手は人間に紹介してもらいと考える人もいれば、結婚相手こそAIのシミュレーションで最適と判断された人を選びたいと考える人もいます。
人間に紹介してもらった場合とAIに紹介してもらった場合の離婚率が統計的に示されるようになれば、AIを活用すべきか否かの結論が出るでしょう。
そして私は「たぶん、AIを活用した場合の方が離婚率は低くなるのだろうな」と考えています。

「しかし、人材紹介は違います。人材紹介の場合は、AIじゃなくて人間の仲介が絶対的に必要なんです!」

と力説したら、ただの我田引水になってしまいますね。
人材紹介の分野でもAIは既に大きな力を発揮し始めています。しかし、すべての仕事がAIに代替されるわけではなく、人間がやるべき仕事も必ず残ります。

「AIの波に飲み込まれてしまわないように、勉強したり創意工夫したりして、なんとかこの業界で生き残ろう。人間がやるべき仕事はどんどん減っていくが、それを任せてもらえる人間になろう」
と思っているのですが、ふと気づけばこれも「逃げ切り型」の思考かもしれません。

大学を卒業してから25年が経ちました。しかし、あと30年も働けると考えれば、まだ30代のような気持ちになることもできます。
そう考えるとリカレント教育(学ぶ→働く→知識が陳腐化する前に再び学ぶ→また働く、の繰り返し)の大切さを実感できます。
30歳の頃は、「明日、やろう」「また明日でもいいや」と思いながら過ごしたのですが、今は「ひょっとする残された時間はごく僅かかもしれない」と考えることもでき、先延ばし傾向は減ってきました。

我が社には60代の人も30代の人も転職相談にやってきます。
60代の人に「人生100年時代ですよね」と言うと明るく微笑んでもらえるのですが、30代前半の人には「正直言って、ピンときません。でも、やりたいことにたくさん挑戦できそうですね」と言われました。

それを聞いて
Boys, be ambitious.
という言葉を思い出しました。
人生100年時代は、少年期も長くなるのかもしれません。

私も気持ちだけ青年に戻って「逃げ切り派」から「追いかけ派」に移ろうと思います。

+++++

今年も『ISO通信』にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。





2017年11月19日日曜日

「めんどくさい」と思ったときが「セレンディピティー」のチャンス!(2017年11月号vol.17)

広辞苑で

「セレンディピティー」

と調べてみると「思わぬものを偶然に発見する能力。幸運を招きよせる力(おとぎ話『セレンディプ〈セイロン〉の三王子』の主人公が持っていたことから)」とありました。

「ISO通信」のブログ化を準備しているとき、これもセレンディピティーかな、と感じる出来事がありました。

ブログを始める前に、既に『ISO通信』というタイトルが使われているかもしれないと思って調べてみました。
そして、国際標準規格に関するコンサルティングをしている人見さんという人が
「ISO通信」の名前でコラムを書いていることを知りました。

連絡先があったので「私も『ISO通信』というタイトルでブログを書こうと思っていますが、人見さんの方では商標登録などしていませんか」と質問してみました。するとすぐに「登録はしていませんし、磯さんがブログを開設しても問題ありません」と返事がきました。

最初に連絡した時は、返事が来ないかもしれないし、来たとしても否定的な内容だったらどうしよう、と思いました。
しかし人見さんからはすぐに返信があり、タイトルの使用も快諾してくれました。
人見さんは異業種交流会も主宰していて「一度、情報交換しませんか」というお誘いもありました。

人見さんのフルネームで検索してみると、私と同郷の栃木県北部の出身であり、しかも同学年の生まれであることが分かりました。

会って話してみると、人見さんの中学のときの友人が、私の高校時代のクラスメイトで大いに驚きました。そしてその時に「セレンディピティー」という言葉を思い出しました。



人見さんには著書があり、日経新聞が運営しているサイトに記事も書いています。
最近は情報セキュリティ分野のISOに関する問い合わせが多いそうなので、気になることがあったら人見隆之さんのホームページ( http://www.iso-mi.com/ )をご覧下さい。

人見さんに最初に連絡するときに「セレンディピティー」を意識したわけではありません。むしろ、めんどくさいことしなくてもいいかな、と思いました。しかしそのとき

「あ~、(ルールを)思い出しちゃった」

と心の中で言いました。

私は「面倒くさいからやめようか、それともやるべきか」と迷ったときは「やる」ことを選択するようにしています。これが本来のマイ・ルールです。しかしこのルールを都合よく忘れてしまうこともあります。忘れてしまった場合は諦めることにして

「本来のルールを思い出した場合は必ず実行する」

という第二のルールを作りました。

その結果「あ~、思い出しちゃった」と感じることがよくあります。しかしそのときに実行しておくと、後で楽になったり実を結んだりということがよくあるので
「仕方がない。思い出しちゃったから、やっておこう」
と考えられるようになりました。

そんな風に考えて行動することが「セレンディピティー」と呼ばれる幸運につながったらいいな、と思う打算のあるケースもありますが、
「めんどくさい」
と感じたら幸運のチャンスと思ってみてはいかがでしょうか。

2017年11月18日土曜日

自己紹介

・2010年5月にトランサーチ・ジャパン アソシエイツに入社し、人材紹介及び組織人事領域のコンサルティングに従事しています。

・世界の60都市で事業を展開しているトランサーチ グループは、エグゼクティブサーチの分野で世界のトップ10にランクされているサーチファームです。

・2024年8月 代表取締役社長に就任。

*近江商人の「三方よし」に習い、『転職者、採用企業、世間、自社』の「四方よし」をモットーとし、明日の元気につながる転職支援を心がけています。

【その他の経歴】
・1992年3月 上智大学 法学部 法律学科 卒業

・1992年4月 – 2008年5月
1992年に当時のNKK(日本鋼管株式会社)に入社し、官庁営業・人事・民間法人営業などを経験しました。
JFEホールディングス発足以降はJFEエンジニアリング株式会社に所属。

・2008年6月 – 2010年5月
スポーツライティングに挑戦し、いくつかの記事が雑誌やWEBサイトに掲載されました。
無謀な挑戦であることは自覚していましたが、この期間には多くの学びと気づきがあり、自身の職業観を確立することができました。

【このブログについて】
2016年7月に『ISO通信』というタイトルでメールマガジンの配信をスタートしました。
「バックナンバーを読めるブログはありますか」という問い合わせを頂き、2017年9月にブログを立ち上げ、過去の記事を掲載しました。

2017年11月16日木曜日

『ISO通信』2017年10月号 vol.16 について

ISO通信』は20167月にメールマガジン形式でスタートしました。
月に一度、メールマガジンを発行しております。

ある人から
「バックナンバーを読めるブログなどはありませんか?」
との連絡を頂き、ブログを開設しました。

201710月号は、ある大手メーカーの前社長のインタビュー記事をメールマガジンで配信しました。
ブログではなくメールマガジンとして配信することを前提にインタビューさせてもらったので、バックナンバーを掲載することは控えました。

メールマガジンの配信をご希望のかたは、下記のアドレスまでご連絡下さい。
k.iso.transearch@gmail.com


「結果重視」派と「プロセス重視」派 あなたはどちらですか? (2017年9月号vol.15)

「2008年と2009年はスポーツライターを名乗って活動していました。」

と、開き直って言えるようになってきたのは、わりと最近のことです。16年間務めた会社を辞めて、未経験の仕事を始めてしまったのですが、当然のようにほとんど無収入でした。

しかし、自分の認識としては無職ではなかったので
 ”『自称プロ』のスポーツライター”
ということになっています。
(よく聞かれるのですが、当時、子供は5歳と3歳で妻は専業主婦。よい大人はマネしないでね。)

収入的には空白の2年間ですが、私にとっては「働き方革命」の2年間になりました。「改革」というよりも「革命」です。
サラリーマン時代の私は「プロセスと結果ではプロセスを重視すべきである」と考えていました。しかし、フリーライターになってからは「結果がすべてである」に変わりました。
フリーランスの場合、どんなに頑張っても結果が伴わなければ、お金を稼ぐことはできないからです。

私は、減っていくばかりの預金残高を見て早く結果を出さなければ、と焦っていました。
「野菜の値段が上がっています」というニュースを聞いただけで、胃にチクチクとした痛みを感じたことをよく覚えています。

結果を出す方法を真剣に考え続けたのですが、やがて「結果につながるプロセスが最も重要である」と思うようになりました。フリーランスになる前の私は、頑張っている姿勢もプロセスの一部だと勘違いしていて「一生懸命やっているんだから、少しは評価して欲しい」と甘えていたことに気づきました。



水の入ったコップに塩を入れると、塩水が出来上がります。塩と砂糖を間違えてしまったら、出来上がるのは砂糖水です。
一生懸命に作業しても、出来上がったものが砂糖水だとしたら、プロセスが間違っていたことになります。この場合、一生懸命に砂糖を投入している姿勢を評価するわけにはいきません。

塩と砂糖ならすぐに分かりますが、仕事の場合、プロセスの過ちに気づかず、やみくもに頑張ってしまうこともあります。しかし、その姿勢を評価してもらいたいと思うのは間違いで、結果が出ていない理由を考えてプロセスを変える必要があります。

自分の意思でプロセスを変更するのが困難と思える仕事もあります。

例えばメーカーにおける技術開発と品質保証の仕事では、品質保証の方がプロセスの融通性がありません。製品の表面にキズがないかを目視確認する仕事や寸法にズレがないかを計測する仕事の場合、試行錯誤でプロセスを変更する余地は少ないと言えます。

仕事にマンネリを感じて転職を考える人もいますが、言われた通りにキズの有無をチェックしていました、というだけの経歴では採用面接でのポイントは高くなりません。
ある品質保証担当者から次のような話を聞いたことがあります。
「キズの目視確認を自動化することが工場の課題でした。自動化システムの構築は私の担当ではありませんでしたが、私なりに気づいた視点を開発担当者に伝えたことで、より良い自動化システムが出来上がったと思います」
その男性の提案内容は具体的で説得力があり、転職の面接でも評価されるだろうと感じました。

私の仕事にもプロセスの改善余地はたくさんあるのですが、日々のルーティンワークに追われ、気づくと夜になっている毎日です。

ISO通信』は、面談で接する優秀な方々の行動特性や思考パターンなどをお伝えすることが、誰かの役に立つかもしれないと思って始めましたが、「プロセス改善」のつもりでもあります。

(趣味で書いている駄文を勝手に送りつけているだけのような気もしますが、その点はご容赦頂き)
採用ニーズが発生したときや、転職を考えたときに

「あのエージェントに連絡してみよう」

と思いだして頂ければ幸いです。