理由は後述しますが、ここではその商品の名前を書けません。なので、それをAと呼ぶことにします。
私がAを飲みはじめて7年くらいになりますが、飲み続けているときは体調がよく、少し休むとだるさや目の疲れを感じます。
Aは一粒30円ほどの値段で、一日に三粒飲むことが推奨されています。一日90円ですが、毎日飲むと年に3万円以上かかります。
「本当に効くの?」
と人に聞かれることはありません。それを飲んでいることをほとんど誰にも話したことがないので。
しかし、かつてはよく自問していました。「本当に効果があるのだろうか?」と。
そして一ヶ月ほど飲むことを止めてみました。するとどうも体調がよくないような気がします。年齢的に疲労を感じやすくなっただけかもしれませんが「Aをやめたからかもしれない」とも思いました。
そして再び飲み始めると体調がよくなりました。
「やっぱり効いている」
と思ったのですが、毎日飲んでいると普通の体調であることが当たり前になり、1年も経つと「ホントはどうなんだろう」とまたまた疑念が沸いてきます。
飲むことを止めた二度目には、しばらくして目の疲れを感じるようになりました。やっぱりAを止めたからかなあ、と思って再開すると症状が改善されたように感じます。
はっきり言って、気のせいです。
が、信じることにしました。「病は気から」「信じる者は救われる」という言葉もあります。
プラシーボ効果(偽薬効果)とは、医者から「膝の痛みに効くお薬ですよ」と言われてもらったものが本当はビタミン剤だったとしても、実際に膝の痛みが軽減する効果のことです。
「プラシーボ効果はすごい」という人もいれば「たいしたことがない」という意見もあります。
私が信じているのはサプリメントのAよりもプラシーボ効果の方なので商品名を伏せたわけですが、ついでにAのことも信じることにしました。その方が効果も高くなりそうです。
真偽のほどは分かりませんが「何歳になっても脳は成長する」という説を私は信じています。
プラシーボ効果とは別ですが、まだまだ成長すると思えば脳を鍛えようという気が起こります。しかし「そんなのウソだよな」と思っていたら、鍛える気にもなりません。
私は毎朝、通勤途中の信号待ちの時間などに「連続足し算」という脳トレをしています。連続足し算では、例えば6、7、4という数字を思い浮かべて、順番に足していきます。6、(6+7=)13、(13+4=)17、(17+6=)23、30、34という具合に、答えの数字だけをできるだけ早く頭に浮かべます。単純計算は脳の働きを活発化させ認知症の予防にもなるそうですが、効果を実感しづらいのが難点です。
しかし、現在のところ若年性認知症になっていないのは、脳トレのおかげかもしれない、とポジティブに考えて継続しようと思います。
筋トレ歴は30年以上ありますが、脳トレを始めてまだ数年です。筋トレ60年、脳トレ30年までいけるように、Aも続けてみようか。
(同じものを毎日飲み続けるのは体によくない?やや健康オタク的なところもあります。)